品質社内報 なすびの花 2025年3月
昨年3月より、本格的に新工場が稼働し、ちょうど1年が過ぎました。
皆さま、首尾よく、業務が行えているでしょうか。
工場移転という大きな変化点を迎えたことで、2月に、品質環境マニュアル全体を通した、内部監査を実施しました。
私たちの内部監査は、各部署を、その部署に属して いない社員が、調査し、評価を行います。
内部監査を行う社員は、日頃、その部署の内部に 入り込むことがないので、品質環境マニュアルの中の、 被監査部署の業務内容を事前に調べ、その内容の通りに業務が行われているかどうかを確かめられるよう、質問内容を考えます。
被監査部署は、監査する社員から、事前に質問事項の書かれたチェックシートが渡されるので、その内容に沿った回答や、根拠となる記録や手順書などを準備 して、内部監査当日に備えます。
一般的に、内部監査の目的は次の3つです。
● 不正防止・リスクを低減させるため
● 業務効率を向上させるため
● 経営目標を達成するため
法令や、社内の規定を順守していることを監視し、 問題点を改善することが目的です。
さて、今回の内部監査では、実際の業務と、品質環境マニュアルの内容とが、合っていないという内容の発見がありました。
日々の業務の手順や、使用する記録などは、少しずつ変更しながら進んでいきます。
その変化の過程で、同時に、品質環境マニュアルの
なすびの花
改訂が必要になる変更もあります。
指摘事項があるからと、部署がダメということではありません。
内部監査での発見による指摘は、業務改善のチャンスと捉えて、会社を良くしていきましょう。
また、社員は、内部監査員として監査をするために、内部監査の座学を行い、筆記テストに合格し、1年目は、見習いのような形で、先輩社員の内部監査を見学し、その翌年から実際に監査員と して、監査を行います。
この方法で、長年にわたって内部監査を実施していますが、実践が トレーニングとなって、受ける側でも、監査を行う側でも、段階を踏みながら、業務改善に必要な問題発見力が身に付いて いることを感じます。
今回の内部監査でも、業務内容の改善 の機会と なる、効果的な指摘が行われたことで、内部
監査の 目的である、業務効率の向上、目標の達成に結び付く 改善へとつながっていくでしょう。
実際の業務が変更になり、品質環境マニュアルの内容と合わなくなることは、どの部署でもあり得ます。
各部署ともに定期的に、自部署の業務内容について振り返り、品質環境マニュアルの見直しと整理を行いましょう。
はんだ実習
今年度の検査課の教育訓練計画の中に、 『はんだ実習』を入れています。
『はんだ実習』と言っても、はんだ認定を受けることが目的ではなく、検査員として、はんだ付け状態の外観目視検査の能力を、身に付けることが目的です。
手はんだ付けを学んで、仕上がりの状態を自分の目で確認し、どのような状態が 不良なのかを 実践で学んでもらいたいと思って取り入れました。
はんだごてを入手し、先月、開発部の方にお願いして、余っている基板や部品を、勉強用に分けていただきました。
そして2月下旬に初回の実習を行って います。
まずは、抵抗のフォーミングとはんだ 付けを練習してみました。
抵抗などのリードのある部品のはんだ 付けに慣れたら、チップ部品、IC
を 実習し、はんだの状態を見て、導通の確認などを学習していく予定です。
すぐに身に付くわけではありませんので、時間をかけて、はんだ実習を継続し、目視検査の精度を上げてまいりま
す。
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