topics

2026/04/13

弊社衛生委員会からのお知らせ ~5月病に気を付けよう~

はじめに

4月は、多くの人にとって大きな変化の季節です。新入社員として職場に初めて足を踏み入れる方、お子さんの入学・卒業を迎えてご家庭の環境が変わった方など、生活のリズムが一変する時期でもあります。

新しい環境に慣れようと気持ちが高ぶり、「頑張ろう」という意欲が湧いてくるのはとても自然なことです。しかし、その頑張りが知らず知らずのうちに心と身体に蓄積され、連休明けの5月頃に突然不調となって現れることがあります。これが一般に**「5月病」**と呼ばれるものです。

なぜ5月頃に不調が出るのか

4月は「慣れない環境でも何とかしなければ」という緊張感や使命感が、ある意味でエンジンになっています。ところが、ゴールデンウィークという長い休暇で一度気持ちが緩むと、それまで張り続けていた糸が切れるように、心身の疲労が一気に表面化してしまいます。

また、慣れない生活・仕事が続くことで、自律神経のバランスが乱れやすくなります。睡眠の質の低下、食欲の変化、慢性的な緊張状態などが重なり、身体の防御機能も落ちていくため、連休明けのタイミングで様々な症状が現れやすくなるのです。

主な症状

5月病は医学的な正式な病名ではありませんが、以下のような症状が複合的に現れることが多いとされています。

精神面の症状

  • 朝、なかなか起き上がれない・会社や学校に行く気になれない
  • やる気や意欲が湧かない(無気力感)
  • 気分が沈む、何となく憂うつ
  • 不安感・焦り・イライラ

身体面の症状

  • 慢性的な疲労感・倦怠感
  • 頭痛・肩こり・胃腸の不調
  • 食欲の低下または過食
  • 眠れない、または眠りが浅い

これらの症状が2週間以上続く場合は、「適応障害」や「うつ病」に移行している可能性もあるため、注意が必要です。

予防・対応方法

睡眠を大切にする 毎日なるべく同じ時間に寝起きする習慣をつけましょう。睡眠は心身のリセットに最も効果的な手段です。

休憩をこまめにとる 「もう少し頑張れる」と思っても、意識的に休む時間を設けることが重要です。特に新しい環境では、脳と身体が思っている以上にエネルギーを消費しています。

趣味や気分転換の時間を確保する 仕事や新生活のことだけを考え続けると、心に余裕がなくなっていきます。好きなことをする時間を意図的につくりましょう。

人に話す・相談する 不安や悩みを一人で抱え込まないことが大切です。信頼できる同僚、上司、家族、友人に気持ちを打ち明けるだけでも、ずいぶん楽になることがあります。

もし症状が出たら

  • 「怠けている」「甘えている」と自分を責めないでください
  • 無理をして出社・登校することが必ずしも解決策にはなりません
  • 症状が続く場合は、産業医や医療機関への相談を検討しましょう
  • 職場の上司や人事担当者に状況を伝えることも、早期回復への第一歩です

おわりに

新しい環境、新しい仕事、新しい生活というものは、わくわくする半面、不安な面もあるかと思います。

心は一度壊れると、元には戻りません。「頑張る」ということは大事なことですが、まずは**「自分を大事にする」**ということを心がけてほしいと思っています。

「自分を大事にする」というのがどういうことなのか、わからない方もおられると思います。まずは食事と睡眠を大切にしてください。ゆっくり休む、しっかり眠れるということは、日中の仕事のパフォーマンスや体調にも大きく関わってきます。食事は栄養も大切ですが、たまには自分の食べたいものを食べてみてください。我慢しすぎないことも、立派な自分へのいたわりです。

小さなことで構いません。自分の好きなこと、好きな食べ物、好きな場所——そういった「自分らしさ」に、ときどき目を向けてみてください。

新しい生活や仕事に、焦らず少しずつ慣れていきましょう。皆さんのことを、心から応援しています。

トップへ戻る