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その部品買い取らないといけないの?EMS/OEMの落とし穴

電子機器の製造において、製品のライフサイクル管理は常に重要なテーマです。特に、生産終了(EOL)や設計変更の際に発生する「不要になる部品在庫の問題」は、多くのメーカー様にとって頭の痛い課題ではないでしょうか。
特に、ライフサイクルの長い産業機器の制御基板や逆に常に製品のブラッシュアップが必要でライフサイクルの短い電子機器やIoT機器などでは電子部品の不要在庫が多くなり、場合によっては多額の不要部品の引き取りが発生することがあります。
1.需要予測が外れてMOQ(最小発注単位)で購入した電子部品の在庫を抱えてしまった
2.EMS先企業の都合で購入した部品の引き取りを請求された
3.電子部品のEOL(生産中止)対応の為、最終購入でやむなく過剰在庫を抱えた
4.製品の設計変更で不要になった部品の在庫を抱えてしまった
こうした課題は、キャッシュフローの悪化や管理コストの増大に直結します。私たちイーエル・オカモトは、30年にわたる電子機器の受託製造(EMS)の実績を通じて、このようなお客様の課題を解決するための部品管理に力を入れています。
今回は、イーエル・オカモトがどのようにして生産終了時の部品引き取りを最小限に抑え、お客様の在庫リスクを低減するのか、その強みをご紹介します。
目次
なぜ、生産終了時の部品在庫はリスクになるのか?
製品の生産終了は、計画的に行われるものですが、部品の残部材:在庫管理を発注者側とEMS企業で情報共有を密に行い管理することは非常に困難です。
1.需要予測のブレ: 市場の需要は常に変動するため、完璧な需要予測は困難です。予測よりも販売数が少なかった場合、余剰部品が発生します。
2.MOQによる購買:年間の生産計画(フォーキャストや内示)をもとにEMSが事前にMOQ(最小注文単位)で部品を購入するため、在庫を密に確認しないと大量の余剰部品が発生します。
3.部品のEOL(生産中止): 部品メーカーの都合で、製品のライフサイクルよりも先に部品が生産中止になることがあります。この場合、将来の保守用を含めて最終発注(ラストバイ)を行う必要があり、過剰在庫につながりやすくなります。
4.小ロット発注の難しさ: 部品によっては最小発注数量(MOQ)が大きく、必要な数だけを購入できないケースが発生します。
これらの要因が絡み合い、多くのメーカー様が「不必要な部品在庫の買い取り」が発生しやすくなります。
在庫リスクを最小化する、イーエル・オカモトの強み
イーエル・オカモトは、お客様をこうした在庫リスクから解放するため、独自の部品調達・管理体制を整えています。
顧客と連携する「生産管理システム」で無駄な在庫を買わない
当社の最大の強みは、弊社の生産管理システム上の在庫情報をお客様と共有できる点にあります。 お客様からいただくフォーキャスト(生産計画)を基に、弊社のシステムが必要な部品の調達を管理し、その内容を顧客と共有します。これにより、普段からお客様と在庫部品の量を明確に共有することで生産計画に最適化された購買代行を実現します。
具体例:電子部品の生産中止(EOL)に伴い、これを機に設計変更をお客様が検討されました。お客様のフォーキャストを元に弊社で在庫していた部材で生産できる数量と、設計変更後の製品が量産できる時期を考慮して、部材調達を提案。これにより、不要な部品在庫を極力減らして生産移行が完了した。
国内外340社の広範な調達ネットワーク
弊社は長年の実績で多くのサプライヤ(国内約300社、海外約40社)からの調達を行っており、MOQの適正化などに取り組むことで顧客在庫の減少に努めています。
国内外の正規代理店ルートはもちろん、お客様と相談の上、市場の流通在庫からの調達など、あらゆるルートを駆使して、EOL品や小ロットで入手困難な部品も調達代行いたします。電子部品だけでなく、板金・切削品・成型品・梱包資材といった、製品に必要なあらゆる部材をワンストップで調達できるのも強みです。
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お客様の残部材引き取りをできる限り減らすことが、弊社の取り組みです。
株式会社イーエル・オカモトは、「すべてのお客様に高品質な電子機器の製造サービスを提供する」ことをビジョンに掲げています。部品調達から生産管理、そして納品まで、お客様のビジネスに寄り添い、課題を共に解決するパートナーです。部品調達やEMSでお困りのことがございましたら、ぜひ一度、私たちイーエル・オカモトにご相談ください。小回りの利く対応で、お客様の課題解決に貢献します。
株式会社イーエル・オカモト
- 国内・関西・京都のEMS(電子機器受託製造サービス)・OEM
- 〒621-0021 京都府亀岡市曽我部町重利風ノ口18-4
- HP: https://www.el-okamoto.co.jp/
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