電子機器のOEM・ODM・EMSの違いを解説！

　電子機器の製造を外部に委託（アウトソーシング）する際によく使う用語としてOEM、ODM、EMSという言葉があります。なんとなく、理解or使用しておりますが。自社に合った形で製品開発や製造を行うために、どのビジネスモデルが適しているか知るためにも各ビジネスモデルの違いを解説します。

OEM（Original Equipment Manufacturer）

　OEM（Original Equipment Manufacturing/Manufacturer）とは、他社ブランドの製品を製造すること、またはその製造を行うビジネスモデルです。

OEMは、発注者側で製品のマーケティングや企画・開発し、製造のみを他の企業に委託する形態です。部品調達も依頼することもあります。

ODM（Original Design Manufacturing）とは、製品の設計から製造までをメーカーが請け負うビジネスモデルです。発注者は、自社のブランドで販売する製品のマーケティングや企画を行い、設計や製造はODMメーカーに委託するビジネスモデルです。

つまり、OEMに設計・開発まで委託するビジネスモデルとなります。

EMSは、電子機器の受託製造サービスを専門に行う企業を指し、電子機器受託製造サービスとよく訳されます。OEMやODMと異なり、設計や製造だけでなく、部材調達、物流、修理・保守サービスなど、製造プロセス全体を包括的にサポートすることが特徴ですです。

つまり、ODMに加えて製造全般をサービスとして提供するビジネスモデルになります。

OEM・ODM・EMSの違いを表にまとめると以下のようになります。

電子機器の製造委託することのメリット:

電子機器の製造委託することののデメリット:

　株式会社イーエル・オカモトは、【すべてのお客様に高品質な電子機器の製造サービスを提供する】をビジョンに掲げ、開発から製造、部材調達まで一貫してサポートできるEMS企業です。

　単に製造したモノを販売するのではなく、その製造工程や製造に関するドキュメントにいたるまで製造サービスとして提供したいと考えています。

開発・設計: ハードウェア・基板設計、ソフトウェア開発、機構設計まで対応します。開発リソース不足や外注費にお悩みの課題を解決します。

部材調達: 国内約340社、国外約40社のサプライヤーとの取引があり、電子部品だけでなく、成型品や板金、ハーネスなど完成品に必要なすべての部材を調達可能です。また、在庫情報をお客様と共有することで、無駄な在庫を抑えます。

製造: 部材調達から実装、組立、検査、FW書き込み、梱包まで、トータルで製造をサポートします。小ロット生産や短納期での生産も得意としています。

メーカー様やファブレスメーカー様、スタートアップ企業様など、電子機器の試作・設計・開発・製造でお困りの方は、ぜひイーエル・オカモトにご相談ください。

株式会社イーエル・オカモト