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2025/11/01

品質社内報 なすびの花 2025年11月

【HP用】品質環境壁新聞_25-11月号

㈱イーエル・オカモト 品質環境壁新聞11月号(第111号)発行日 : 令和7 年11 月4 日(火)

発行者:検査課
掲示期限:令和7 年11 月28 日(金)
掲示許可:総務課

2025年品質月間に向けて

毎年11月は品質月間で、品質意識を高める 取り組みを行う期間となっています。
もちろん、この1ヶ月だけ品質のことを考えれば良いということではありませんが、11月は特に、 品質について、改めて見つめ直してみましょう。
今年のテーマは、
“今こそみんなで考えよう!
これからの品質の力“
です。
今年の品質月間委員会委員長の言葉の中に、 『品質は物事の良し悪しを評価するものであり、人が協力する際の共通の目標やありたい姿を 表現するものと言えます。』
という一文があります。
この中の『ありたい姿』が、職場での品質の感覚に とても大切なことだと感じています。
『あるべき姿』は、よく様々な品質管理のテキストなどに書かれています。
製造工程において不良品を発生させないこと、発生した時には、同じ不良品が発生しないように、現状を分析し、原因を追究し、再発防止に 努め、不良品が発生しなくても、日常的に、職場改善をする、といったことがあるべき姿ですね。
安定した品質の維持管理、顧客満足度の向上、PDCAサイクルを回すこと・・・等々、品質 管理で大切なことはたくさんあります。

さて、私たちの品質意識はどうでしょうか。
『ありたい姿』を心に描いている人がたくさん居ると良いなと思います。
先日、工場のパトロールに参加した時に、作業を されている方から、
『私たちにも、監査の結果やお客様の声を共有 してもらいたいです。』
との声が挙がっていました。
『ありたい姿』を描いている方からは、こういった 意見が、自然と出てくるのではないでしょうか。
実際に、社内で発生した品質問題の周知や、是正処置内容、品質問題についてのお客様のご意見、 お客様から賞賛された内容などの共有は、作業に携わっている方たちにとって、品質意識向上の良いきっかけとなります。
管理者の皆さんは、品質問題の周知だけでなく、問題点の背景、それから、お客さまの嬉しい声も、必ず作業されている方に届けていただきたいです。
きっと全体のモチベーションに繋がって、品質意識の向上、そして品質の維持向上が期待できます。
現場の作業者の声はとても大切です。
コミュニケーションをしっかりとって、管理者の 皆さんの思いと、作業者の皆さんの思いが、良い 感じに繋がると、とても良い環境になりますね。

守破離

守破離(しゅはり)という言葉があります。
守破離は、千利休が、茶の湯の 作法や心得を説いたものです。
『基本を学び、しっかり守って 自分のものにする。次に、自分の 工夫を加える、臨機応変の処置ができる。そして、自分流のものを創る。 しかし基本から離れても元を忘れては ならない』
という、知識やスキルを習得し、成長していく過程を示した言葉です。
型を身に付ける第一段階が、『守』、型を 応用・改良する第二段階が、『破』、型から独立する第三段階が、『離』です。
入社からベテランに至るまでの流れとしては、
〈守〉: 基礎となる部分は、確実な理解と実践を重ねてしっかりと土台を作ることが大切 です。
〈破〉: 基礎となる下地がしっかり整ったら、 今までの内容を改善します。
〈離〉: 大切な根本は残したまま、アレンジを 加えて自分独自のものにします。
といった内容で、基本は一番大切な部分です。
入社して日の浅い方に対しては特に、雑務から 手を抜かず、基礎にきっちりと取り組み、 前向きに、明るく、大きく成長してもらいたいと思っています。

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